★★★ ペットショップの売れ残りはどうなるの?

http://news.ameba.jp/oshiete/2010/12/93804.html
売れ残った子達の行く末「今なら可愛いワンちゃん、猫ちゃんがお買い得価格でお求いただけます」――。ホームセンターで買い物をしていたらこんなアナウンスが耳に入った。モノじゃなくて生き物なんだよ!? なんだか無性に腹が立った。



ペットショップの売れ残った生き物ってどうなってるの?



売れ残りの猫を何とかしたい…



教えて!gooでも売れ残りのペットのことが気になっている人は多いよう。実態はどうなのか。まずは実家がペットショップという回答者の証言から。



   「『売れなかったから殺す』なんて、そんなに簡単に出来ませんし、しません! もちろん、劣悪なペット業者も無いとはいいませんが、その一部の業者のために多くの良心的に頑張ってるペットショップすべてがそうだと受け取れるような事を、簡単に言ったり信じたりしないで欲しいです」(mikekoさん)



mikekoさんによると、大きくなった犬や猫は、



(1)半値以下にして販売する

(2)繁殖にまわす

(3)動物病院の輸血犬として引き取られたり、本当に信頼出来る知り合いにただ同然で譲る



とのこと。「だいたい、(1)?(2)の段階で飼い主は見つかるので、3番目の手段はめったにありません」とか。ショップ側としては、



   「高い金額で仕入れた“商品”を簡単に捨てるようなことはしません」(aiken2000さん)



という本音もあるよう。ただ、その“商品”の命を大切に思わない業者の実態を目の当たりにして、憤りをぶつける人もいる。



   「当然ペットショップで働いている人間も動物好きなので、殺したりはほとんどないでしょう。しかし、悲しいことに私は本当に悪質な業者を見たことがあります。入荷と言ってビニール袋いっぱいに仔犬を入れて生き残った子を販売する。販売後に死んだら同じ犬種と取り換えますとか…」(ryouta0832さん)



   「私はペットショップが『捨てた』犬を保健所で保護したり、ごはんも満足に与えられずにゲージに入れられっぱなしの猫を保護したりしてきました」(kyu_chanさん)



店だけでなく、犬や猫を卸しているブリーダーの問題や、保健所の殺処分方法の悲惨さを訴える投稿もあった。



   「むしろ問題なのは、個人ブリーダーや種の向上を目指していない商売の為だけにブリード(繁殖)している人達です。その結果、遺伝疾患を抱えてしまった子の行く末が悲惨なケースがあります」(前出のaiken2000さん)



現状を知れば知るほど、店頭で売られている犬や猫の姿が悲しく見える。そんなことはもうやめて、捨てられていずれ殺される運命のペットにデパートやホームセンターが里親探しの場を提供してくれたら、どれだけ多くの命が救えることか。



そういえば民主党が「動物愛護管理法改正を検討する議員連盟」を作ったとか。日本のペットの窮状を救ってくれるなら、この際人気取りのためだって何だっていい。こういう時こそ、ネットの力で政治家たちを動かして、思い切った法改正を実現させられないものか。そうでもしない限り、現状は何も変えられない。



Photo by mio_pls



鈴木聖子(Suzuki Seiko) →記事一覧



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