★★★ 古今東西の変わった二日酔い対策、19個

http://www.gizmodo.jp/2012/08/19_3.html

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旅行先で地元の人とお酒を飲むとより文化が分かったりもします。ただし飲み過ぎると、次の日にしんどい二日酔いが。せっかくだから、二日酔いの対策も現地流にいきませんか?



1 古代ローマ

古代ローマ人は乱痴気騒ぎの飲み会が大好きでした。その日は楽しくても、翌朝には頭の中で戦車が競争しているような頭痛がすることも当然ありました。そんな時、古代ローマ博物学者、大プリニウスたっぷりの油で揚げたカナリアを食べることを薦めています。そして、頭を落として毛を抜いてから揚げるのか、まるごといくのかが議論しています。でもカリカリとした骨が二日酔いにいいってことはみんな同意していたようです。



2 ナミビア

パーティの翌朝にナミビアの人達は、バッファロー・ミルクを飲みます。中に入っていないものは何だと思いますか? バッファローのミルクです。バッファロー・ミルクはクロテッド・クリーム、ダークラム、スパイスラム、クリームリキュール、生クリームが混ざった物です。これをカップ一杯飲んだだけで気分悪くなってしまいそうな気もしますけど、ね。



3 プエルトリコ

プエルトリコのドランカーは二日酔いを防ぐ方法を見つけたみたいです。 飲みに行く前、お酒を飲む方の手の脇の下をレモン(もしくはライム)のスライスでこすっておくというもの。そうすると脱水を抑えられるんだとか。この考え方に対してはこんな反応がありますよ。

人物A:そんなはずないね。全然科学的じゃないよ。
人物B:どうして、お酒を飲む方の手だけなの? 両方やったらどうなるの?
人物C:これはよく知られているけど、僕がこのことを調査した時に会ったプエルトリコ人で、この方法を実践している人は1人もいなかったよ。都市伝説みたいなものじゃないかな。
人物D:ほとんどジョークだよ。きっと誰かがお馬鹿な友達の脇の下にレモンをこすりつけたかったんだよ。たぶん、その人はちょっと臭かったから夜遊びに出る前にどうにかしたかったんじゃないかな?



4 日本

居酒屋で飲み過ぎてしまった日本人は梅干しを食べるようです。梅干しは、プラムやアプリコットに似たウメという果物を漬け物にして乾燥させたものです。酸っぱいです。それもただの酸っぱさじゃありません、口がすぼまるほどの酸っぱさです。梅干しを緑茶に入れて、酸っぱさを軽減させて食べる人もいますが、それでもびっくりするくらい酸っぱいです。

この行為には、ちょっと科学的な根拠もあって、梅干しに含まれる塩分が枯渇した電解質を補充してくれるのです。



5 ドイツ

ドイツビールでお腹が一杯だって? よし、二日酔い用朝食(katerfrühstück)にしよう。具体的には、ピクルスとオニオンをニシンの酢漬けでまいたロールモップというものだそうです。



6 カナダ

カナダ! これは、素晴らしいです。飲みがすっごく盛り上がってきたところで、プーティンを食べるのです。プーティンとはクレープの上に、フライドポテトとチーズとグレービーソース、ホール胡椒が乗っているもの。おいしそうだぁー!!



7 シチリア

雄牛の乾燥ペニスを噛むこと。 現在は廃れているようですけど、昔は二日酔いのシシリア人は雄牛の乾燥ペニスをかじったそうです。男性らしさを回復するという理由からです。実際にはこれ以上かじりたくないから、脳が全力で二日酔いから回復させてくれるっていう理由かもしれません。深酒しなくなりそうです。



8 ハイチ

ハイチのブードゥー教の信者たちの中には、二日酔いに攻撃的に立ち向かう人もいるみたいです。彼らは黒ピンを13本、ビンのコルクに刺すんです。スクリューキャップの場合はどうするんでしょうか。



9 古代ギリシャ

カナリアを食べてた古代ローマ人にも負けていません。古代ギリシャ人は二日酔いの朝には、朝食に羊の肺とふくろうの卵を2つ食べていました。ふくろうの卵は、普通の卵に味も似ているでしょうし、そこまでキワものではないかもしれません。昔、水牛の肺を食べた事があるんですけど、肺って噛みきるの大変なんですよね。二日酔いでこんなヘビーなもの食べたら、お腹びっくりしてしまいそうです。



10 アイルランド

アイルランドの伝説によれば、首まで濡れた川の砂に埋まるというのが二日酔い対策です。アイルランドは暖かい国ではないので、濡れた川の砂は体を冷やします。冷たいシャワーみたいな効果がありそうです。目を覚まし、血流を良くしてくれそうです。これが頭痛と吐き気を治してくれるっている医学的な見解はないですけどね。



11 ベトナム

ベトナムではすりつぶしたサイの角をお湯にいれて飲みます。これはアレルギーからガンまで治すことができる、万能薬と信じられています。サイの角の需要が高まり、密猟されたサイの数は正気とは思えないほどになっています。サイの角の粉には効能はありません。サイの角の粉を買うこともサイの乱獲につながります。ダメですよ、絶対。



12 トルコ

胃にトラブルがある? それだったら、もっと胃が必要だね! というのがトルコ流。ウシの胃の入ったスープを食べるのです。中には、ウシの胃とニンニク、タマネギ。クリームをお好みで。飲みに行く前に食べておけば予防にもなります。メキシコルーマニアでもこの習慣があるそうです。



13 モンゴル

変わった二日酔い対策の勝者はなんでしょう? そう、モンゴル! 長い夜を相撲をとったり、飲んだりした後、 カクテルを飲みます。トマトジュースと...羊の目玉の酢漬けの入ったカクテルです。酢漬け。目玉。羊からとった。トマトジュースと一緒に。もう何も言う事はありません。



14-18 アメリ

世界にはいろいろ変わった方法がありましたけど、アメリカはどうでしょうか? 一気に5つ紹介しますよ。



14 生卵

プレーリー・オイスターからいきましょう。アメリカ西部で有名な二日酔い対策法です。様々なバリエーションがありますが、ウスターソース、唐辛子ソース、塩こしょう、生卵が入っているのが共通してます。生卵を飲み干しましょう! オプションとしては、ウォッカのショットやケチャップ、トマトジュース、お酢なんかがあります。生卵のサルモネラ菌に注意しましょう。



15 汗でぐちゅぐちゅ、ぺっ

これはBBCが調査したネイティブ・アメリカンの方法です。ランニングに行って汗をかき、腕にある汗を口の中に入れて、それをぐちゅぐちゅして、それから吐き出します。エクササイズは毒を体内から出すのに役立ちます。でも、汗を口の中にいれて吐き出す理由は? 分かりません。



16 二日酔い天国

べガスには、二日酔い天国(Hangover Heaven)と呼ばれるバスがあります。乗ると、乗客員が水とビタミンとその他にも色々なサプリメントを処方してくれます。ストリップを見に行く間に。

いいなー、このバス。



17 エッグ・ベネディクト

話は1800年代の後半に遡ります。社交界で上手くやっていくためのパーティは非常にハードなものでした。次の日の朝、ウォルドルフ・アストリア(マンハッタンにある高級ホテル)のレストランで、このサンドイッチを頼みました。イングリッシュマフィンの上に、ポーチドエッグ、ハム、オランデーズソースがかかったものです。



18 うさぎの○○茶

エッグ・ベネディクトは素晴らしいものです。でもアメリカにはもっと変わったものもあります。カーウボーイの時代、彼らはウサギのフンのお茶を飲んでいました。フンを集めて、お湯に溶かして飲んでいました。うーん、遠慮したいかな。



19 僕のとっておきの方法

リストの最後に、僕のとっておきの方法です。飲んだ晩、家に帰ってからすることは、

1. 飲めるだけの水を飲みます。

2. ビタミンB−コンプレックスの錠剤を飲みます。アルコールはビタミンを奪いますから。

3. イブプロフェンの錠剤を飲みます。


これら3つをやって、二日酔いで目覚めたことはほとんどありません。起きたときにアルコールが残っていることはあります。でも二日酔いはありません。科学サイコー!



みなさんはどんな対策をしていますか?



Brent Rose(原文/mio)

 



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