★★★ 先生、不祥事が多いようですが、だいじょうぶですか?

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先生、不祥事が多いようですが、だいじょうぶですか?







「先生」の不祥事がやけに目立つ。この1週間だけでも、数え切れないくらいの事件が起きている。ここで言う先生とは、学校の先生(=教諭)である。以下、最近起きた先生による不祥事を「セクハラ系」、「体罰系」、「横領・万引き系」というジャンルに分けた上で紹介する。







まず、セクハラ系。鳥取では、7月22日に養護学校の男性教諭(40)が強制わいせつ罪の疑いで逮捕された(産経新聞、7月22日付)。「路上で10代女性の体を触るなどした」のだという。教諭は容疑を否認している。







山形では、高校3年の女子の教え子と性的関係を持っていた男性教諭(42)が、懲戒免職になった(山形新聞、7月26日付)。卒業後も関係が続いたが、関係がこじれ、教え子が教諭の勤務先にチクって事態が表面化した。







おなじく山形では、中学校の男性教諭(49)が、「書店で女性のスカートの中を盗撮しようとして」、警察に逮捕された(時事通信、7月27日付)。教諭は容疑を認めた上で、「音が出ないので動画で撮った」と供述している。







つづいて体罰系。兵庫では、「小学校で50代の男性教諭が6年生の男子児童の首を絞める体罰をしていた」ことが毎日新聞の取材でわかり、校長や教諭は保護者に謝罪をしたという(毎日新聞、7月20日付)。また、福岡では、「授業中に落書きしていた女子生徒に平手打ちしたとして」、中学の男性教諭(52)が懲戒処分になった(同、7月22日付)。







最後は、横領・万引き系。兵庫では、小学校の男性教諭(31)が「ディスカウントストアから携帯電話機器などを万引きした」として、兵庫県教育委員会は同教諭を懲戒免職処分にした(毎日新聞、7月27日付)。







大阪では、同僚から集めた親睦会費や生徒の修学旅行費などから約65万円を私的流用した中学校の男性教諭(52)が、懲戒免職処分になった(読売新聞、7月20日付)。また、滋賀では、男性教諭(54)が小学校の給食会計口座から234万円を引き出した後、失踪した。滋賀県教育委員会は同教諭を懲戒免職処分にしている(毎日新聞、7月23日付)。







その他、パチンコをしているあいだに出席簿を盗まれたり、通勤手当を不正受給したり、酒気帯び運転で逮捕されたりと、たった1週間のあいだに起きた事件を調べただけでも、先生の不祥事がざくざくと出てくる。不祥事を起こす症候群(シンドローム)でも流行しているのか、はたまたこの状況が通常であり、たまたまこの1週間に発覚した不祥事がたくさんあっただけなのか……。







もちろん、先生も普通の人なのだから、不祥事や犯罪を起こしてもおかしくはない、とは思う。「先生」という職業を強調した上で報じるメディアの姿勢にも、多少の疑問は感じる。しかし、一応は子どもを指導する立場なのだから、襟を正して生活する覚悟も必要なのではないか。子どもに信頼されるということ自体が、先生という職業の大切な一部なのだから。











(谷川 茂)





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