天野喜孝がSF長編アニメ「DEVA ZAN」で監督デビュー

Ameba News
世界的イラストレーターで「ファイナルファンタジー」シリーズのキャラクターデザインも手がけた天野喜孝が、「DEVA ZAN」(読み:ディーバ・ザン)で長編監督デビューを飾ることになり12月21日、都内のホテルで発表会を行った。



天野は15歳でタツノコプロダクションに入社し、「新造人間キャシャーン」「科学忍者隊ガッチャマン」などの作画を担当(当時は天野嘉孝名義)。独立後は「ファイナルファンタジー」シリーズのキャラクターデザインをはじめ、舞台美術や衣装デザインなど幅広く活躍した。今春に「スタジオ・デバロッカ」を設立し、同作プロジェクトを始動させた。単独での長編監督は初めてで、原案・原作も天野が手がける。2007年公開の映画「ユメ十夜」の一編で天野と共同監督だった河原真明がアニメーション監督を務める。



天野は「神話の世界を東洋的なアプローチで真正面からやりたいと思った。神話といっても宗教ではなく、SFとしてテクノロジーを踏まえた現代の神話を表現できれば」。現在はストーリーボードを製作中だといい、「かなり面白いものになりそう。世界中の人に見てもらうことが、今やるべきことだと感じている」と世界発信を視野に抱負を語った。



太古の時代を舞台に、光の守護神を守る十二神率いる“光帝群”とヤミの支配者率いる“闇壊帝群”の戦いを軸に、記憶を失ったサムライ・ZANが自らの使命を悟り、光帝群再興のために時空を超えた冒険に旅立つSFアニメーション。会見場には劇中に登場する黒ヒョウ・パンサーの原寸大モデル(全長4メートル、高さ1.5メートル)が展示された。



「DEVA ZAN」は2012年春、全世界公開予定。



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