今年最後の満月は皆既月食! 珍しい月の出に注目しよう

Ameba News
101221moon.jpg[ステラナビゲータVer.8で作成]



今年は「食」の当たり年で、「月食」が3回もあります。

月食とは、太陽・地球・月の順で一直線に並び、地球の影の部分に月が入り込むことで月が欠けて見える(暗く見える)現象です。ですから、月食は必ず満月のときに起こります。

過去の2回(1月と6月)は月の一部分が隠される部分月食でしたが、12月21日(火)の満月の日は、月全体が隠される皆既月食となります。しかも今回の月食は、月が地平線の下にある時から始まっているので、月は大きく欠けた状態で昇ってくるという大変珍しい月の出です。

 


月の出の時刻は場所によって異なります(各地の月の出の時刻や月食中の位置は国立天文台・暦計算室の「月食各地予報」で調べることができます)。

たとえば東京だと、16時23分頃に月は8割近く欠けた状態で昇ってきて、16時40分頃に皆既となります。同じ頃、近畿より西の地方ではまだ月は昇ってきていませんから、なんと皆既月食の状態で月が地平線から昇ってくることになります。

地球の影に入った月は赤銅色となり、煌々と輝く満月とはずいぶんと違った姿を見せてくれるでしょう。

今回の皆既月食は17時54分頃には終了してしまうので、赤銅色の月が見られるのは月が東の低空にいるとき。高い建物などがない見晴らしの良い場所が観察のベストスポットです。

もし、皆既の状態を見逃しても、お楽しみはまだ残っています。それは、皆既を経てだんだんといつもの満月に戻っていく姿を観察すること。17時54分過ぎから19時くらいまでは、月の形と色が変化していく様子を肉眼でもはっきりと見られますから、是非空を眺めて天体ショーを楽しんでくださいね。

さて、インド占星術では「月食が起きると民衆の意識に大きな変化がある」といわれています。3回も月食が起こる今年は、これまで築き上げた価値観が少しずつ変わってきて、仕事の取り組み方、恋愛相手のタイプ、日常の過ごし方など、今までとは違うスタイルを好む自分に気づくかもしれません。

また、月の満ち欠けのサイクルの真ん中に当たる満月はターニングポイントでもあります。

今年最後の満月を眺めながら2010年を振り返り、来年に向けて新しい計画や希望に心を弾ませてみてはいかがでしょう☆



月食の情報(国立天文台)

星のソムリエR・景山えりか)




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