★★★ 全てのしがらみをくぐり抜けて旅に出るための10の手順

http://news.ameba.jp/lifehacker/2010/11/92331.html
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Photo by jayRaz.



「月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人なり」と、松尾芭蕉が今生きていたならばツイッターでつぶやいたかもしれません。人生はよく旅に例えられます。

「ああ、旅がしたい、旅がしたい」といった内容の事柄を、松尾芭蕉も「奥の細道」の冒頭で繰り返し述べた後、実際旅を開始していますが、忙しいことを理由に旅に出ることをサボりがちな現代人は「ああ、旅がしたい...」から、実際の旅に出るまでの時間がなかなか長いです。実際の旅に出る前に一生、つまり人生という旅を終えてしまう方も少なくないと思います。

働いて社会に貢献することも確かに大切なことですが、日本の未来、世界の未来を考えてみた時に、日本以外の国で一体何が起こっているのか、この「世界」とはいったいどんな場所なのか、この地球とはいったいどんな星なのか、外国の人は日本をどう思っているのかなどを、自分の目で見てみること、自分の足で歩いてみること、自分の肌で感じてみることも同じくらい大切なことかもしれません。

旅に出た話よりも、旅に出たいのだけれどなかなか出られない、という話を耳にすることのほうが日常茶飯事な今日この頃なので、今回は、どんな人でもリストの内容を順番に実行していくだけで、全てのしがらみをすり抜け、本当に旅に出られる10の必勝パターンを、特別にご紹介してみたいと思います。

 



1. 旅に出ることを決意する

まず、旅に出るために必要なのは「旅に出る」という気持ちです。

本当に旅に出たいのなら、旅に出たいと思うのではなく、旅に出ることを決めましょう。「旅に出たいと思う」のは願望であって、決心ではありません。

すごく旅に出たいのか、ちょっと旅に出たいのか、まあまあ旅に出たいのか、どちらかと言うと旅に出たいのかは関係ありません。旅に出たいかどうかに対する、イエスかノーかの質問です。

エスの人は先へ進んで下さい。ノーの人にとって、この記事は恐らく役に立たないことばかりですが、気が向いたら最後まで読んでみて下さい。



2. 具体的な目的地を特定する

具体的な目的地がすでにある場合は良いですが、旅に出る決心だけして、目的地がない場合、目的地を決めることから始めると良いです。考えてみても分からない場合、とりあえず世界地図を眺めてみましょう。インターネットで見つかるものでも良いですが、本屋などに売っている大きいサイズの地図を購入すると、なお気持ちが盛り上がります。

目的地選びの作業効率と地図のサイズはあまり関連がないのですが、地図は大きいほうが楽しいです。ポスター版であれば、これを自宅の壁などに飾り、行ったことのある場所に押しピンを刺していき、それを眺めては微笑むなどして、末永く楽しめます。ただこのシステム、押しピンを刺す作業が段々めんどくさくなるのが難点です。

地図を買って家に着いたら、もしくは、地図帳サイズなど比較的小さいものであれば、喫茶店や電車の中などでも構いませんが、世界地図を拡げ、行く場所を決めます。

世界地図を拡げたら、一度目を閉じて少し呼吸を整え、心を落ち着けてからゆっくりと世界地図を眺めてみて下さい。目的地は、イースター島でも、マダガスカルでも、カブールでも、南京でも、北京でも、東京でも、西京でも、サンフランシスコでも、テルアヴィヴでも、アムステルダムでも、ウィーンでも、ダブリンでも、イランでも、韓国でも、長野でも、香港でも、どこでも良いです。好きな場所を選んで下さい。

ただし、自分が今居る町以外を選んで下さい。今居る町は目的地としては不適切です。著名シンガーである井上陽水氏は、空港に行ってから行き先を決めるという旅を昔やっていたそうですが、彼ほどの旅のベテランでない場合、つまり日本国内をコンサートツアーなどで何度も回った経験のない、旅の初心者であれば、具体的な目的地を持つことをオススメします

目的地がある場合、目的地までの行き方はインターネットに掃いて捨てるほど掲載されているので、検索して調べられます。調べても分からない場合、知っている人に聞けば教えてくれるはずです。

具体的には旅行代理店などに、目的地までどのようにして辿り着く方法があるのかを問い合わせてみましょう。胸を張って質問・相談してみて下さい。検索や質問ではなく相談の場合、自分と同じ生身の人間が、リアルタイムで専門的知識を用いたレスポンスを返してくれるので、グーグル検