★★★ やなせたかし(93歳)「本当の正義の味方は、戦うより先に、飢える子供にパンを分け与えて助ける人」

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1: ラグドール(埼玉県)2012/07/28(土) 23:01:29.85ID:9m/nCHRfP


ソース(MSN産経ニュース) http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120728/wlf12072817000019-n1.htm

写真=インタビューに答えるやなせたかしさん

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 絵本作家で漫画家のやなせたかしさんの原作を基にした人気アニメーションシリーズの劇場版24作目「それゆけ!アンパンマンよみがえれ バナナ島」が公開中だ。インタビューに応じたやなせさんが、作品や半生、“仕事”で縁がある関西を語った。



(ばっさり中略)



■新作映画は「復興」がテーマ ばいきんまんも活躍!



 そんなやなせさんの原作を基にした、公開中の映画「それゆけ!アンパンマン よみがえれ バナナ島」のテーマは「復興」だ。天候異変のため、バナナが枯れた島をよみがえらせようと、アンパンマンたちはバナナ島へ向かう。



 「バナナはね、子供も、大人も好き。僕も毎日食べるんですけど。デパートへ買いにいくと、夕方には売り切れちゃう。そんな人気の食べ物でやろうと」



 加えて元デザイナーとしての視点もあった。やなせさんはかつて三越宣伝部のデザイナーで、いまも使われる包装紙の筆記体文字は彼が描いたものだ。アニメーション作りにおいても、冷静な判断を持ち続ける。「アニメで最も手間がかかるのが、群衆処理。島の住人がバナナなら、描くのが易しくなる。その上、バナナは非常に形が愛らしい」と笑った。



 今作では“敵”である、ばいきんまんも島のために活躍。そこに、作者の思いが込められている。「一大事に、敵も味方もないでしょ。現在、私たちが住む地球は相当に危なくなっている。そんなときに、戦争で互いを殺し合うのは実に愚劣」と語気を強める。「そのうち気付くはずです。国内で戦うことがバカげていると気付いたんだから。いざというとき、助け合うよりほかにないとね」



■戦争体験が生んだアンパンマン



 自身の戦争体験が、アンパンマンの誕生に大きく起因している。昭和16年に徴兵され、中国へ出征した。当時、食糧がなく、タンポポなどの野草を食べたことも。人間にとって最もつらいのは「飢え」だと痛感した。さらに敗戦と同時に、正義とは何かを考えた。



 「正義とは、ミサイルをぶっ放して相手をやっつけることなのか。俺はそうじゃないと思ったのね。飢える子供たちを助ける方が先決なんじゃないかと」



 世界には今も、飢えで亡くなる多くの子供たちがいる。ストリートチルドレンの報道にも心を痛める。「本当の正義の味方は、戦うより先に、飢える子供にパンを分け与えて助ける人だろうと。そんなヒーローを作ろうと思った」




 アンパンは、表面がパンで中身はあんこ。食事にも、お菓子にもなることに着目。言葉の“音の響き”がいいことにも惹かれたという。実は自身も毎朝パン食。「おいしいし、簡単だから、30年くらいずっとそうです。最近は昼もパン。アンパンも好きだったけど、糖尿病になって食べられない」と笑わせた。



■評論家は酷評も 子供が認めてくれた



 ヒーローが自らの顔をちぎって弱者に与えるのは「自分が傷つくことなしに正義を行うことはできない」というやなせさんの考えから。昭和48年に発表。児童向けに書かれた絵本だったが、内容が難しすぎると評論家に酷評された。だが、幼稚園では幼児たちが奪い合って読み、図書館貸出率が第1位と聞いた。本人も驚く反響だったという。



 「(作品を)認めてくれたのは、2、3歳の幼児だった。驚いたよ。俺自身、ずっと小さな子供向きの本を書いてこなかったから。アンパンマンの最初のキャラクターはかわいくないしね」と笑う。作品の中に込めた“献身の心”は、頭で理解できずとも心で感じられるのだと分かった。幼児向けにキャラクターを3頭身にするなど、愛らしさをプラスした。



 「着ぐるみやグッズなどを作りやすいキャラクターだとよく言われるんだけどね。それは、俺が元デザイナーだからだよ(笑)。少ない描線にし、シンプルに作れるようにしているからね」とほほえんだ。



■「復興」にかける思い



 90歳を超えたとき、引退を考えたことも。東日本大震災直後、心筋梗塞と肺炎、腸閉塞を同時に起こして入院したが「“生きて”しまったんだよね。目も耳も悪いし、体は相当に傷んでいる。でも、生きている間に、やれることはやると決めた」という。



 被災地、仙台の少女から手紙が来た。「私は地震がきても少しも怖くない。アンパンマンが助けに来てくれるから」−。子供の心にアンパンマンは実在する。「幼い俺もサンタクロースがいると信じていて、家に煙突がないから、クリスマス前夜は寒い中、窓を少し開けて寝たんだよ。だから非常に責任を感じちゃってね。なんとかして元気づけなくてはいけないと」



 被災地への寄付はもちろん、ポスターやハンカチ、バンダナなどのグッズも送っている。今回の映画も「自分としてはいろいろな思いを込めたが、観客にはとにかく面白く楽しく見てもらえたらいい。最後は“バナナダンス”で楽しくね」と話した。



 復興−。この言葉で頭に浮かぶのは、戦後の引き上げの時に通った広島県だ。焼け野原で何もないさまを目の当たりにし、愕然としたのは今もハッキリと覚えている。「本当に何にもなかったんだ。でもね、百年、草も木も生えないといわれていたけど復興したよね。(震災から)神戸も頑張ったよね。俺は今度もできると信じている」



 このほど日本漫画家協会の理事長を辞任。すべての選考委員も降りた。「目を悪くして、全作品を読めないから」。審査に際し、幅広いジャンルの話題作や注目作に目を通してきた。新聞は6紙読み比べてきた。



 「世の中は突然変わる。俺たちの世界も、漫画の世界もね。うっかりすると落ちこぼれてしまうから、新しい知識を得る努力をするのは当然。それが難しくなってきたので…」。強い責任感の表れだった。



 平成20年、産経新聞で連載中の「ひなちゃんの日常」が同協会賞大賞を受賞した。新聞漫画の受賞は珍しいことだった。「俺はね、“ひなちゃん−”は新聞漫画としてひとつの革命をやっていたと思う」。縦4コマではなく、横のコマで一面のカラー掲載であることを評価した。










4: 黒(埼玉県)2012/07/28(土) 23:02:45.06ID:MCFhl3Kk0




いろんな正義があっていい








5: 斑(青森県)2012/07/28(土) 23:03:16.04ID:tqZKt5aM0





正論すぎ!






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